営業部 FC・店舗開発課
岡本 珠里
Okamoto Juri
鳥取大学 農学部卒。入社後はカスタマー課及びFC・店舗開発課を兼任。
2019年2月よりFC・店舗開発課に特化し、関西及び関東の店舗開発、約50店舗の出店に携わる。
現在は、店舗開発、出店に加え、FC加盟開発に従事。

トランクルーム投資は今後市場の拡大が予想されている注目の投資。

しかし、トランクルームと一概に言えど、コンテナ型や屋内ビルイン型などさまざまな収納タイプがあるため、収納したい物によってタイプごとの需要が変わります。そのため、事前にどの収納タイプのトランクルームへ投資を行うかが重要なポイントになります。

今回の記事では、トランクルームの中でも大型の荷物を収納するのに適したコンテナ型のトランクルームについて「運営方法」「想定利回り」「実質利回り」などを詳しく解説していくので、ぜひ参考にしてみてください。

 

コンテナ型は大型の荷物を車から直接収納できる


トランクルームはさまざまな収納タイプが存在すると先ほど触れましたが、中でも大型の荷物を収納するのに適しているのがコンテナ型のトランクルームです。

コンテナは、主に海上や陸上、航空など、貨物の輸送に使用される金属製の容器のことを指します。貨物の輸送にも使われるため、頑丈に作られており、屋外での設置も問題ありません。

また、コンテナ型トランクルームが屋外に設置されていることがほとんどなので、車などで直接荷物の出し入れができるのも魅力です。

 

コンテナ型の初期費用や運営方法、利回りについて

まずは、コンテナ型トランクルームの投資を始める前に、出店するまでに必要な初期費用や、運営方法、想定利回り・実質利回りについて知っておきましょう。

コンテナ型トランクルームの初期費用とランニングコスト

コンテナ型のトランクルームを出店する際にかかる初期費用は、およそ1,500万円〜2,000万ほどです。

また、ランニングコストは坪単価1,000円〜3,000円前後で、10坪〜30坪保有している場合10万円〜30万円ほどかかります。

コンテナ型トランクルームは屋外に設置しているため、ビルイン型よりも空調などのランニングコストを抑えることができるといえるでしょう。

 

コンテナ型で利回りの良い運営方法はフランチャイズ方式

トランクルームの経営手法 特徴 実質利回り
業務委託方式

トランクルーム事業者に物件を貸すだけとなります。

稼働状況に関わらず安定して賃料収入を得ることが可能。

初期投資がかからないため、利回りの概念がありません。
フランチャイズ方式

トランクルーム事業者となり、トランクルームの所有者となります。

原則、稼働状況に応じての収入となります。

実質利回りは10%前後。
サブリース方式

トランクルーム事業者となり、トランクルームの所有者となります。

サブリース方式を適用する場合、稼働状況に関わらず賃料収入(サブリース料)を得ることになります。

実質利回りは5%前後。

コンテナ型のトランクルームにおける運営方式は、「業務委託方式」「フランチャイズ方式」「サブリース方式」と大きく3つに分けられます。

それぞれ稼働状況などによって得られる賃料収入が異なります。

 

フランチャイズ方式で運営した場合の想定利回りと実質利回り

上記で説明した3つの運営方式の中でも、もっともポピュラーなのが「フランチャイズ方式」です。

フランチャイズ方式では、稼働状況に応じた収入となるため、稼働率が上がれば上がるほど利回りが良くなるのが魅力。

● 想定利回りは15%前後
● 実質利回りは10%前後

初期投資費用を早く回収したいと考えている方は、フランチャイズ方式を選ぶことが多いようです。

 

コンテナ型のトランクルーム投資をする場合のデメリットについて

ビルイン型のトランクルームよりも、大型の荷物を収納したり、車から直接荷物の出し入れができたりするメリットもありますが、投資を行う前に上記のようなデメリットも把握しておく必要があります。

コンテナ型のトランクルームへ投資を行う際にデメリットとなる点には、以下のようなものが挙げられます。

コンテナが2階建てになっていると埋まりにくい

コンテナ型のトランクルームで、コンテナを積み上げて2階建てにしている場合、2階部分の賃料は半額近くの安さとなることがほとんどです。

2階部分は荷物の出し入れをするのも手間がかかってしまうため埋まりにくく、怪我などの危険もあります。

敷地内に自由に出入りできるため、不法投棄が多い

コンテナ型のトランクルームは基本的に屋外に設置します。そのため、トランクルームを契約している方は自由に出入りすることができますが、一方で契約者以外の人も自由に出入りできてしまうことがデメリットです。

また、大型の荷物を出し入れしていても不審に思われないため、不法投棄が多くなっています。

基礎工事を行なうため、費用が多大にかかる

屋外コンテナ型トランクルームを出店するためには、まずコンテナを設置するための基礎工事を行わなければいけません。

基礎工事には費用が多大にかかることがほとんどで、初期費用を回収するまで撤退しづらくなります。

満期到達時点で撤退しなければならない可能性がある

屋外に設置するコンテナ型のトランクルームの場合、「事業用定期借地契約」を締結する必要があります。

この事業用定期借地契約では、基本的に10年以上〜50年未満で契約期間を設定します。

そのため、どんなに稼働率が上がって利益が出ていたとしても、契約満期到達時点で撤退しなければいけない可能性も考えられるでしょう。

 

コンテナ型のトランクルーム投資で成功するポイントとは?

コンテナ型のトランクルーム投資では、先に述べたようなデメリットがあるため、事前に成功するポイントを押さえておくことが重要です。

成功に導くポイントは以下のようなものが挙げられます。

 

● 表通りに面していて、車での出し入れが容易な土地で出店する。

● 2階建てではなく、平置きにする。

● 死角ができるような配置、車が出し入れしにくい配置にしない。

● コンテナのラインナップは大型の4畳や8畳タイプだけでなく、1畳〜2畳前後のサイズも用意する。

● トランクルーム事業者や、土地所有者との契約内容について細かく確認する。

 

コンテナ型のトランクルームでは、車で直接出し入れできることがポイントとなるため、出店する立地や配置を考慮する必要があるでしょう。

また、一度出店すると基礎工事で費用が多大にかかる上に、契約満期で撤退しなければならない可能性もあるため、事前にしっかりと契約内容や初期費用を確認することが必須となります。